外壁塗装の塗り回数は何回? 4回塗りの長所と短所を紹介
公開:2025.01.27 更新:2025.02.28
外壁塗装の基本は3回塗りで、耐久性とコストパフォーマンスが優れています。4回塗りは劣化が進んだ外壁に有効ですが、コストや工期が増加。和歌山で信頼できる業者として、岡本建装、ケーホームズ、オールリノベイトが推奨されています。
目次
外壁塗装の塗り回数!3回塗りがよい理由は?
外壁塗装の塗り回数は、美観や耐久性に大きな影響を与える重要な要素です。基本的な塗り回数は3回塗りで、これは塗料の性能を最大限に引き出すための推奨方法です。しかし、塗り回数を増やせば必ずしも効果が高まるわけではなく、建物の状態や使用する塗料に応じた判断が求められます。
◇外壁塗装の塗り回数
外壁塗装の塗り回数は、建物の美観と保護性能に影響を与えるため、非常に重要な要素です。通常、外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本とされています。これは、塗料メーカーが塗料の最大効果を発揮させるために推奨している方法です。
最初に行われる下塗りは、塗料の密着性を高め、外壁材を保護する役割を担います。次に中塗りで塗膜の厚みを確保し、最後に上塗りで均一で美しい外観が作り上げられます。この3層構造は、外壁塗装の基本形であり、耐久性を確保するために欠かせない工程です。
一部の業者は「4回塗り」や「5回塗り」を提案することもありますが、塗り回数を増やせば必ずしも効果が高まるわけではありません。塗り回数が適切であるかどうかは、外壁の状態や使用する塗料によって異なります。そのため、単に回数を増やすことにこだわらず、建物の状態や施工内容をしっかりと考慮することが重要です。
◇3回塗りがよい理由
3回塗りが基本とされる理由は、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが取れているためです。塗料メーカーは長年の実験を通じて、3回塗りで塗料の性能を最大限に引き出せることを確認しています。このため、ほとんどの業者は3回塗りを標準的な方法として採用しています。
また、4回塗りを行う場合、使用する塗料や職人の作業時間が増加するため、費用が高くなる傾向にあります。さらに、1回ごとに塗料を乾燥させる時間が必要となるため、工期が延びることもあります。このように、追加で塗り回数を増やすことには手間とコストが伴い、必要以上の塗装は逆に負担となる場合があります。
4回塗りの長所と短所は?

外壁塗装において4回塗りを提案されることがありますが、そのメリットとデメリットを十分に理解することが大切です。塗り回数を増やすことで、効果的な保護が得られる場合もありますが、同時にコストや工期の延長などのデメリットも考慮する必要があります。
◇4回塗りの長所
4回塗りの最大の魅力は、外壁材の保護力と耐久性の向上です。特に外壁材の劣化が進んでいる場合、下塗りを2回行うことで塗膜が厚くなり、より強力に保護することができます。最初の下塗りで浸透性の高い塗料を使用し、外壁の強度を高め、2回目の下塗りでひび割れを埋めて防水性を向上させる基礎が整います。
耐久性が向上することで、次回の塗り替えまでの期間を延ばせる可能性が高まります。特に和歌山のような湿度や雨の多い地域では、外壁への負担が大きく、追加の塗装が効果的に働きます。これにより、外観の美しさと建物の保護を長期間維持することができます。
また、4回塗りで得られる塗膜の厚さは、紫外線や雨風への耐性を強化し、塗装の剥がれやひび割れを抑える効果も期待できます。このように、特定の条件下では4回塗りが非常に有効な選択肢となります。
◇4回塗りの短所
一方で、4回塗りにはいくつかのデメリットもあります。まず、塗料の使用量が増えるため、材料費が高くなる点が挙げられます。塗料には適切な塗布量があり、4回塗りでは通常より多くの塗料を使用するため、コストが増加する可能性があります。そのため、費用面での負担が大きくなることを考慮する必要があります。
さらに、4回塗りでは施工時間が長くなるという点もデメリットです。塗装は1回ごとに塗料を乾燥させる必要があり、乾燥工程が増えることで工期が延び、近隣への騒音や塗装中の生活の不便さが長引くことがあります。加えて、追加の工程により職人の作業時間が増え、労務費も上乗せされるため、全体的なコストが増える点にも注意が必要です。
4回塗りは悪徳業者に注意? 確認する方法
4回塗りは外壁材の劣化が激しい場合に有効な施工方法ですが、悪徳業者による不正な手法も存在するため、注意が必要です。この章では、悪徳業者に騙されないための注意点と、適切な確認方法について解説します。
◇悪徳業者に騙される可能性がある
悪徳業者は、4回塗りを提案することで余分な工事費を請求する場合があります。特に、「4回塗りを採用しているから他社よりも高品質」といった言葉で、顧客を誤解させることがよくあります。また、悪質な業者の中には、実際には3回塗りしか行わず、4回塗りの費用を請求することもあります。
このような不正が起こる背景には、外壁塗装が直接確認しづらい工事であることが挙げられます。顧客は施工内容や塗り回数を現場で確認できないため、提示された見積もりや作業内容を信じるしかない状況になりがちです。これが不正行為の温床となります。そのため、見積書や説明が不明瞭な業者には注意が必要です。
例えば、「4回塗り」としていても詳細な工程を示さない業者や、他の業者と比較して極端に安価または高額な見積もりを提示する業者には、信頼性を再検討する必要があります。
◇確認方法
4回塗りが適切に行われているかを確認するためには、塗料の「塗布量」に注目することが大切です。塗布量とは、塗料を1㎡あたりにどれだけ塗るべきかを示す基準値で、この基準を守ることで塗膜の適切な厚さを確保できます。塗料メーカーが推奨する塗布量を見積もりと照らし合わせることで、必要な塗料の量を逆算できます。
もし、見積もりに対して不足分があれば、その業者の見積もりが適切でない可能性があります。また、施工後に塗布量が守られているかを確認するためには、乾燥した塗膜の厚さを計測する専用機器を使用する方法も有効です。さらに、塗り回数を確認するためには、施工中の写真や動画を業者に撮影してもらうよう依頼するのも良い方法です。これにより、後日、工程ごとに適切な作業が行われたかを確認できます。
また、塗料缶の使用量をチェックすることも重要です。例えば、塗料缶の数が見積もりと一致していない場合、塗料を薄めたり、必要以上に少なく使用された可能性があります。これらの確認方法を活用して、適切な施工が行われているかをしっかりと見極めましょう。
おすすめ外壁塗装会社3選
外壁塗装は、建物の美観だけでなく、耐久性や安全性を高めるために非常に重要なメンテナンスです。和歌山で信頼される外壁塗装業者を3社ご紹介します。
◇岡本建装
岡本建装は、和歌山県和歌山市を拠点に、外壁塗装や防水工事を専門とする会社です。特に注目されているのが、木材を美しく再生する独自技術「エアー鉋(かんな)」です。この工法は、古い塗膜や汚れを除去し、木材の自然な美しさを引き出すと同時に、環境にも優しい乾式工法を採用しています。
また、900件以上の施工実績を誇り、高品質な仕上がりと信頼性で地元住民からも支持されています。資格を持った職人が手掛けるため、技術力の高さも魅力です。防水性と耐久性を兼ね備えた施工を希望する方には特におすすめです。
◇ケーホームズ
南大阪を拠点にするケーホームズは、和歌山エリアでもショールームを展開している地域密着型の外壁塗装会社です。特長として、職人直通による適正価格での高品質な施工があります。さらに、一級外壁診断士による正確な診断と、施工後の充実した保証が、顧客に安心感を与えます。
塗装プランの提案では、実物サンプルやカラーシミュレーションを活用し、顧客の希望を具体的に実現しています。ショールームでは、実際の塗装後の仕上がりを体感できるため、初めて塗装を検討する方にも最適な業者です。
◇オールリノベイト
和歌山県を中心に活躍するオールリノベイトは、丁寧な施工と独自の技術で定評のある会社です。特に「WB多彩仕上工法」の認定施工店として、他にはない高級感のある外壁デザインを提供しています。この工法では、窯業系サイディングボードの風合いを活かしつつ、多層構造の塗膜で耐久性を高めることができます。
また、防水工事や災害補修にも対応しており、幅広いニーズに応えることができます。さらに、JIOリフォームかし保険にも加入しており、工事後も安心して住まいを任せられる体制が整っています。
外壁塗装の塗り回数は美観と耐久性に重要な影響を与え、基本的には3回塗りが推奨されています。3回塗りは塗料の性能を最大限に引き出し、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが良いため、標準的な方法とされています。塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回で構成され、各層が密着性、塗膜の厚み、美しい仕上がりを確保します。
4回塗りや5回塗りは、外壁が劣化している場合や特定の地域(湿度が高い地域など)で効果的ですが、塗料や作業時間の増加によりコストが高く、工期が延びるというデメリットもあります。特に、悪徳業者が「4回塗り」を提案し、実際には3回塗りしか行わない場合があるため、業者の信頼性や見積もり内容を慎重に確認する必要があります。確認方法として、塗料の塗布量や施工中の写真、塗料缶の使用量などをチェックすることが効果的です。
和歌山で信頼される外壁塗装業者としては、岡本建装、ケーホームズ、オールリノベイトが挙げられます。これらの業者は高品質な施工を提供し、それぞれ独自の技術や保証体制が魅力です。
