外壁塗装は本当に必要? 和歌山での最適なタイミング
公開:2024.01.31 更新:2024.01.31
和歌山は全国的にも日照時間が長い地域であるため、外壁塗装の重要性は特に高いと言えます。長期にわたる太陽光による紫外線や熱で徐々に外壁塗料の樹脂が破壊され、外壁劣化によって美観や構造的安全性が損われます。さらに、外壁の劣化は建物の市場価値を下げる要素にもなるのです。
外壁塗装のタイミングでは、外壁に劣化が確認されたときと、塗料の年数を上回ったときが挙げられます。目に見える劣化は、雨漏り、ひび割れ、剥がれなどです。見た目上の劣化が少ない場合でも、直射日光による色褪せやチョーキング現象は、外壁塗装の劣化を示しています。外壁塗装の耐用年数は一般的に7~10年ですが、塗料の種類や使用環境によって変わるため、定期的に外壁塗装の診断を受けると安心です。
目次
家がダメになる? 外壁塗装が必要な理由
外壁は太陽光や台風、雨風などの影響で時間の経過とともに劣化していきます。外壁の劣化は美観を損ねるだけでなく、資産価値や建物強度の低下に繋がりかねません。これらを避けるためにも定期的な外壁塗装によるメンテナンスが必要です。
外壁の劣化が起こる原因は主に2つ
外壁の劣化が起こる主な原因は、太陽光による劣化と台風や雨風による劣化です。
太陽光が外壁に当たり続けると、太陽光の紫外線と熱によって時間の経過とともに外壁塗料に含まれる樹脂が破壊され、外壁の劣化に繋がります。特に建物の南側については日差しが多く当たるため、より劣化が進みやすい箇所です。一方、日差しが当たりにくい建物の北側は湿気を帯びやすく、カビや結露による外壁の劣化リスクが高まります。北側の外壁もまた、劣化に注意が必要です。
また、さらに、台風や雨風の影響によっても外壁は劣化します。長年にわたり雨や風に晒されることで、外壁塗装の防水機能が徐々に弱まるからです。その結果、劣化した部分から雨水が建物内部に浸透しやすくなり、建物の構造自体の腐食につながる危険があります。
外壁の劣化と家への影響
外壁の劣化を放置すると建物の美観や安全性を損うため、結果として資産価値にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
外壁が劣化していると築年数よりも古びた印象を与え、手入れが不十分であるかのように見えてしまいます。さらに、外壁の劣化が進むとひび割れや腐食が生じて、雨水の侵入を招きやすくなるため、建物強度を低下させかねません。その結果、震度5程度の地震が生じると、耐えきれず建物が損傷する可能性があるのです。
また、外壁の劣化は不動産の売却においても深刻な影響を及ぼします。劣化した外壁を持つ建物は、購入希望者から見ると将来的な修繕の必要性が高く、これが買い手の不安やリスクを増加させます。その結果、建物の売却時に買い手が見つかりにくい、あるいは希望する売却価格を得られないという状況に陥りがちです。
このように、外壁の劣化は単に美観の問題に留まらず、建物の機能性や市場価値にも重大な影響を与えるため、適時に対処することが非常に重要です。
外壁塗装を検討すべきタイミング
外壁塗装を検討すべきタイミングは、雨漏り、ひび割れ、剥がれ、色褪せ、チョーキング現象などの劣化が見られたときです。また、劣化が見えない場合でも、使用された塗料の耐用年数に合わせてメンテナンスを行いましょう。
外壁に劣化が見られるとき
外壁の劣化で最も発見しやすいのが雨漏りです。雨漏りは躯体を痛める原因となりうるため、早急に外装塗装などの対処が必要です。また雨漏りを起こしていなくても外壁にひび割れや剥がれがある場合は、将来的な雨漏りなどに繋がる可能性があるため、早期に対処すべきと言えます。
見た目に目立った劣化がなくても、外壁は劣化するにつれて、直射日光が当たり続けたことによる色褪せや、外壁に触れた際に白い粉が付くチョーキング現象を起こすことがあります。これらの現象は外壁塗装が劣化してきているサインです。また、クラック(外壁内部の割れ)が生じている可能性もあるため、定期的に専門業者によるチェックを行いましょう。
塗料の年数を上回っているとき
見た目では劣化が感じられない場合でも、塗料の耐用年数を超えたタイミングで外壁塗装を行うべきです。
外壁塗装に使用される塗料にはそれぞれ耐用年数が設定されており、一般的な住宅で使われる塗料の耐用年数目安は7〜10年ほどと言われています。ただし、塗料の種類、使用地域の天候、日当たりなどによって耐用年数目安を下回る可能性は十分にあるのです。
塗料の耐用年数を超えると表面の塗膜が劣化して浸水しやすくなります。水分による膨張で、外壁の剥がれやひび割れといった劣化が進行し、塗装ではなく外壁材を修繕しなければならない状況にもなりえるのです。
和歌山で外壁塗装を行う際のポイント
和歌山県の日照時間は全国平均と比べて長い傾向にあります。そのため、他地域よりもこまめに外壁のメンテナンスを実施すべきです。自分でできる部分的な外壁メンテナンスと、プロの業者による診断および外壁塗装を併用しましょう。
自分でできる部分的なメンテナンス
モルタルや漆喰など湿式の外壁である場合、ひび割れが軽微なヘアークラックなどの応急処置であればセルフメンテナンスで一時的な補修を行えます。具体的には、セメント粉を指でひび割れ部分に刷り込むチョーク式の補修と、セメントスプレーを散布するスプレー式の補修です。
補修範囲やひび割れの程度に合わせた応急処置を施すことで、それ以上のひび割れ部分からの雨水の侵入を防げます。ただし、誤った補修でさらに劣化する恐れもあるため、あくまでも一時的な対応のみのとどめ、すぐに外壁塗装業者へ相談しましょう。
迷うならプロに診断をしてもらう
耐用年数が経っていない中での色褪せなど劣化の程度が自分で判断できない場合には、外壁塗装のプロに診断をしてもらうことが重要です。プロの業者による診断を受けることで、補修が必要なのかだけでなく、将来的な補修時期の目安や補修工事内容、補修工事の費用なども把握できます。業者によって診断までは無料で受けられることもあるため、どの業者へ相談したら良いかで迷ったら、無料診断を行っている業者を選ぶのも手です。
外壁塗装は、建物の美観や構造的な安全性を保つための処理です。しかし、外壁塗装は経年で劣化してしまいます。主な原因は、太陽光による紫外線と熱、台風や雨風による影響です。太陽光は特に建物の南側の外壁に影響を及ぼし、北側では湿気によるカビや結露が問題となります。また、台風や雨風は外壁塗装の防水機能を低下させ、建物内部の腐食を引き起こす可能性があります。
これらの劣化は、外壁が古びた印象を与え、建物の資産価値や強度にも影響を及ぼすため、定期的な外壁塗装が必要です。特に、耐用年数を超えた塗料は、見た目には劣化が分かりにくいものの、建物の防水機能低下につながるため、定期的なメンテナンスが推奨されます。
和歌山県のように日照時間が長い地域では、より頻繁なメンテナンスが必要です。モルタルや漆喰など湿式の外壁の場合、軽微なヘアークラックはセルフメンテナンスで一時的に補修できます。しかし、あくまでも応急処置と考えて、速やかに専門業者による詳細な診断と再塗装を依頼しましょう。
